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チューリッヒ歌劇場(Das Opernhaus Zürich) [歌劇場]

9月に引き続き、今年2度も行く事になる歌劇場の事について少し記録しておきたいと思います。10093822877.jpg現在のチューリッヒ歌劇場(Das Opernhaus Zürich)は、1891年に建てられた1100席のウィーンの高名な設計事務所ヘルマー・ウント・フェルナーにより設計された、内部/外部共に、いわゆる伝統的なオペラハウスの形式を保った建物です。音響も比較的良く、この歌劇場は1100席とこじんまり。バルコニーに座っても舞台から遥か彼方でがっかり、と言う事は無いと思います。私は、つい最近迄、主にベルカント系ばかり聴いていたせいもあって、小さい歌劇場が好きなのです。必ずしも小さければ音響も良いとは言えないと思います。しかし、音が充満して『臨場感』大きいような気がするのです。

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この歌劇場の特長はその日の演目のキャスト表(人気があるらしく、ちゃんと販売用に)を売ってくれる事です。また、幕間にはフォイヤーと、地階のバールで飲み物や食べ物を売っています。私も前回は幕間にシャンパンと一口サイズのパニーニを頂きました。写真撮影は禁止されていますが、カーテンコールになるとあちこちからフラッシュが焚かれていました。




ちなみに、チケットの買い方。シーズン始めに、全シーズンのチケットが出るのだと思いますが、それがオンラインで買えます。歌劇場HPで座席表を見ながら、好きな席を指定して買う事が出来ます。買ったチケットは1週間以内に郵送されて来ました。公演が1週間前以内に迫っている場合は、当日『キャッシュ・レジスター』で受け取って下さいとの事です。チケット代は御安くはありませんが、このように小さな空間で、高品質のオケと合唱に支えられた世界一流の歌手達の歌唱が楽しめる贅沢を思えば決して高くはないと思います。

こちらのペレイラ総裁についての記事を、keyakiさんのブログで拝読しましたが、経営方針も『大きな劇場にはない、室内楽的な親密さがある。繊細なアンサンブルを育てれば、私たちの歌劇場の生命線になる』と、その小振りさを生かしたもののようです。私は、この歌劇場のオケと合唱については、今年3月、パリで、バルトリをフィーチャーした『ラ・チェネレントラ』引っ越し公演の時に聴いています。フィッシャーの、結構速めテンポの指揮に良く呼応し、一糸乱れぬ素晴らしい演奏でした。良いオケと合唱は、得難いものだと思います。

今の所、愛しのグリゴーロ君もこの歌劇場所属のアーティストになっているようです(年何回公演に出演、という形の契約を結んでいるものと思われます)。だから、これからもまた行く機会はありそうです。とりあえず今年は9月に続き、年末にもここで『ルチア』です。

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